ユニットバス選定のポイント
ユニットバスはメーカーも多く、機種も大変多くあります。
構造や材質もメーカーや機種によって様々で、選択は難しいです。
デザインで選ぶか、機能で選ぶか、大きさで選ぶかなど
選ぶ際の基準をしっかり決め、ショールームで確認して下さい。
但し、ユニットバスは毎日使用し、30年は使いたい耐久商品なので、
耐久性能や掃除性能は最も重要な点です。
この辺も見逃さないようにして下さい。
又、0.75坪サイズの浴室の場合には選ぶ商品によっては
浴室内寸法が小さくなってしまう事があるので十分注意して下さい。
尚、商品の問題点などのメーカー側からは聞けない話も有るかも知れないので
業者さんにも確認して下さい。
お客様と直接接している我々のような業者にはクレームという形で入ってくるので
問題が有ればお伝え出来ると思います。、
ユニットバスにはリフォーム用と新築用がある
ユニットバスには新築に対応した商品と、リフォームに対応した商品があります。
戸建て住宅のリフォームに対応した商品は、組立や配管接続が浴室内から出来、
部材の搬入も廊下から出来るよう、サイズなどに工夫がされています。
その為に、あんなに大きなものでも、浴室内部の解体と入口ドア廻りの
解体だけで出来てしまいます。
1216サイズでも内寸法には差があります
ユニットバスは大きさにより0.75坪を1216サイズ、1.0坪を1616サイズと呼んでいます。
但し、呼び方は同じでも、浴室の内寸法は各メーカーや商品によって違いがあります。
下図のようにユニットバスは柱と柱の内側にはめ込む形になるので、
組立て方法や壁パネルの厚さなどで内寸法は違ってきます。
特に0.75坪(1216)の浴室では、柱間の寸法が下図の様に1260なので、
ユニットバスの浴槽の長手側の内寸法は1150〜1200になっています。
その為、今までタイル浴室で、1200の浴槽に入っていた方が1150の商品を
選んだ場合には小さく感じる事もあると思います。
1200の商品もありますので、良くご確認頂ければと思います。
私もユニットバスの出始めに行った自宅の浴室のリフォームで
『小さい!・・・』、と言う経験をしています。
1216サイズの浴室の場合には内寸法の確認を忘れないようにして下さい。
TOTO、リクシルは内寸法を重視して、壁厚や納まりの工夫でこの点を解決しています。
その他のメーカーでも色々工夫をしていますので選択の際には注意深くみて下さい。
断熱仕様の壁パネルを取るか、広さを取るか?
上記のようにユニットバスの広さは、壁の厚さが関係してきます。
壁パネルに断熱材を入れって厚さを20〜25oにしているメーカーでは
どうしても内寸法が犠牲になり、内寸法を1200にするのが難しいようです。
1616サイズ゙以上の浴室では5センチの寸法差はさほど影響がないようですが、
1216サイズの場合にはその差の影響は大きく感じると思われます。
私の個人的な意見では、建物の外壁に断熱材を入れる事でも
保温の問題は十分対応出来ると思うので、広さを優先しても良いと思います。